こんにちは、桐山慶子です。
本日はココロノマルシェにいただいたご相談に回答させていただきます。
ココロノマルシェとは…
根本裕幸カウンセラーの「お弟子卒業生」たちが、みなさんから寄せられたお悩みを受け付けている掲示板です。
無料ですのでよかったらご利用くださいね。
✳︎
自分のことを棚に上げてしまう
心理学が好きで、独学で勉強しています。
でも、心理学を知れば知るほど、自分を棚に上げて、職場の人を心理学的に分析してしまいます。後輩の相談に乗った時も自分の心理学のウンチク披露になってしまって、問題の本質を捉えることができませんでした。。。
その人にとっての正解を一緒に探せることが理想ですが、途中で気持ちが折れてしまいます。自分のことも満足にできてないのに、注意したり、アドバイスしたりすると、周りから責められそうで、怖くて、泣きそうになります。
そんな時、どうしたら良いかわかりません。
幼稚園生みたいな質問で、すみません。
アドバイスもらえたら嬉しいです。。。
相談者:Chihiroさん
✳︎
Chihiroさん、はじめまして!
ご相談いただきありがとうございます。
心理学を独学で学ばれているんですね^^
何か学びたいと思ったきっかけがあったのでしょうか。
人の心理パターンとか、心の仕組みを知るのって楽しいですよね〜。
キリヤマも独学からだったので、共感するところが色々ありました。
というわけで私自身の経験も踏まえつつお返事を書かせていただきますね。
✳︎
◆ウンチク披露は「あるある」な話?!
Chihiroさんがご相談の中で書いていた、
職場の人を心理学的に分析してしまいます。後輩の相談に乗った時も自分の心理学のウンチク披露になってしまって、問題の本質を捉えることができませんでした。。。
というところ、激しくうなずきました!
キリヤマも学び始めの頃はウンチク披露になっていたなぁと思います。
これってChihiroさんやキリヤマだけに限ったことではなく
他の人にも結構「あるある」な話だと思うのです。
なぜこうなってしまうのかについてお話していきますね。
✳︎
心理学に限らず、学び始めってまだ「ひよっこ」ですよね。
手に入れた知識は、ただの情報です。
私たちは仕入れた情報をアウトプットすることで自分のものにしていきます。
✳︎
ここから例え話を。
ちょっと、自転車に乗れるようになった時のことを想像してみてほしいのですが、
練習し始めたばかりの頃って、
転ぶのが怖くて支えてくれる人が必要だったり
スピード調整が難しかったりしますよね。
右足を前に出したら次は左足を出して…
目線は遠くを見て…
と、頭の中は思考でいっぱいな状態です。
✳︎
それが、上達していくにつれて
「あそこに行きたい!」とか
「自転車に乗るのが楽しい!」って思うようになってくる。
✳︎
最終的には自転車に乗ることが当たり前な状態
(身体が動きを覚えて自然に乗れる状態)になるわけなのですが
ここまでくると
「電動自転車が欲しい」
「クロスバイクに買い換えよう」
と、自分が乗りやすい自転車に変えたり
「荷物が多いから自転車より車の方がいいな」とか、
「今日は雨が降りそうだから徒歩で行こうかな」とか
自転車に乗ることが目的だったところから、
〝移動手段のうちのひとつ〟として考えられるようになってきます。
これを心理学に置き換えてみてほしいのですが
心理学も、学んだ情報を自分のものにできてくると、
「解決策を知りたいのかな?」
「それともまずは共感してほしいのかな?」
みたいな感じで
相手が受け取りやすい形を考える余裕ができたり
(≒相手に合う自転車は何かな?)
「心理学というより、私がどう思ったかを伝えた方がいいかな?」
「ストレス発散でカラオケに誘ってみようかな?」
という風に
心理学以外の手段も含めて考えられるようになってきたりします。
(≒自転車以外の手段はあるかな?)
✳︎
心理学を身近なツールをして使えるようになるための、
今は練習(武闘派だから修行?!)の時期なのかもしれないですよね。
キリヤマも、キリヤマの周りの心理学仲間も
「ウンチク披露」や「なにかと分析してしまう」道は大体通っていると思います。
でも、自転車の例えでも書きましたが、
慣れると落ち着いてくるので大丈夫ですよ^^
✳︎
◆完璧を目指すのではなく、ベストを尽くす
次にこの部分についてですが、
自分のことも満足にできてないのに、注意したり、アドバイスしたりすると、周りから責められそうで、怖くて、泣きそうになります。
…怖くて泣きそうになるほどというのは、相当にキツイですよね。
過去、実際に周りから責められたことがあったのでしょうか?
✳︎
キリヤマはこの部分を読んで、
昔、他の人が怒られている時に自分が責められてると思って号泣したことを思い出しました。(なんで慶ちゃんが泣いてるの?!と、みんなびっくりしていました。)
「もっと頑張ればよかった」
「こうした方がよかった」
と、自分の行動に対していつも満足できていなかったので、刺さってしまったんです。
✳︎
Chihiroさんへの処方箋になるか分かりませんが、
のちに、先輩カウンセラーに言われて私が救われた言葉があります。
「その時は、それがあなたのベストだったんだよ」
という言葉です。
あの時、ああすればよかった
もっとこうしておけばよかったとか、
うまくできるか不安…とか。
色々考えてしまうと怖くなりますよね。
でも、過去のことも、今のことも。
うまくいったことも、いかなかったことも。
心理学ではすべて、
「それがその時のベスト」という見方をします。
少々ややこしいのですが、
もし、Chihiroさんがベストを尽くせなかったとしたら
「ベストを尽くせなかったことがベスト」と考えます。
✳︎
うまくできなかった(できないこと)があるというのは、それだけ成長する可能性を秘めているということでもありますよね。
その出来事は
過去の自分を罰するために使うのではなく、
未来の自分がより素敵な女性になるために起こったことなのです。
✳︎
◆途中で気持ちが折れてしまうのは、自分に厳しすぎるからかも
さて、自分のことを棚に上げてウンチクをいろいろ披露してしまいましたが
…大丈夫でしょうか(汗)
・今は心理学を身近なツールとして使えるようになるための修行中だということ
・完璧じゃなくてchihiroさんのベストを尽くせば良いのだということ
について書かせていただきました。
最後に、人から責められるのが怖い人や、自分を責めてしまいがちな人にお勧めのワークをご紹介しておきますね。
✳︎
◇過去や現在の自分を承認するワーク
責める気持ちが生じてしまうのは、
「過去の自分」や「今の自分」にダメ出ししていることや
自分に「もっと頑張れ!」とムチを打ちすぎていることが大きな要因です。
(Chihiroさんが「気持ちが折れてしまう」と書かれているのは、ムチを打ち過ぎて起こっている現象だと思います〜!)
自分に厳しくジャッジしてしまうのを緩めるために、
「過去や現在の自分を承認すること」
がとても大事になってきます。
・過去にChihiroさんが頑張ったこと
・昔と比べて成長したと思うこと
・家族や友人から感謝されたエピソード
などをリストアップしてみてください。(目指せ100個!)
✳︎
これは失敗したことや、誰かの期待に添えられなかったことについても
「頑張ったこと」として書き出すのがコツです。
そしてリストアップしたことについて、
目を閉じて、その当時の自分が目の前にいることを想像しながら
「頑張ったね」「よくやったね」「成長したね」
などの承認の言葉をかけてあげます。(ハグしてももちろんOKです。)
承認のワークは、
自分に厳しい人だとすぐには受け取れないと思います。
繰り返し繰り返しやってみてくださいね。
✳︎
◆さいごに
悩んでいる人に対して、
「正解を一緒に探したい」と思えるのって、
Chihiroさんの一つの才能だと思います。
そのことで悩むということは、
相手と真剣に向き合あいたいという誠実さや
自分以外の人の幸せも考えられる愛の大きさを感じます。
心理学の知識がある・ないに関わらず
周囲の人はChihiroさんの人を想う姿に心惹かれるのではないでしょうか。
✳︎
この回答が少しでも参考になりましたら幸いです。
Chihiroさんらしさを大切にしながら、心理学を上手に活用できますように祈っております。
よかったらまた、気軽にご相談くださいね!
✳︎ ✳︎ ✳︎
✳︎
秘密の会合(仮)計画中!
■12月か1月頃、すずきゆうこカウンセラーと一緒にセクシャリティアップや女性としての自分の魅力を使ったコミュニケーションに特化した秘密会合(仮)を計画中です。
✳︎
桐山慶子のYouTube始めました!
チャンネル登録待ってまーす☆
✳︎
桐山慶子への
お問い合わせ/リクエスト/ご感想などはこちらへどうぞ
コメント