思考が強く感情を表現するのが苦手。ポジティブな感情を感じ切れない時はどうしたらいい?【ココロノマルシェ・お悩み相談】

お悩み相談

こんにちは!
心理カウンセラー/心理学講師の
桐山慶子(ケイティ)です。

本日は「ココロノマルシェ」にいただいたご相談にお答えしていきます。

ココロノマルシェとは…
根本裕幸カウンセラーの「お弟子卒業生」たちが、みなさんから寄せられたお悩みを受け付けている掲示板です。
無料ですのでよかったらご利用くださいね。

ポジティブな感情を心から感じることができません

こんにちは。25歳 女です。
相談にご回答いただけると幸いです。よろしくお願いいたします。

私の今の悩みは、ポジティブな感情(幸せ、嬉しい、楽しい、きれい など)を心から感じ切ることができないというものです。

(ちなみに、ネガティブな感情を心から感じるのは もちろん大得意です 笑←)

自己肯定感を上げていく際、 「自分が心地いいと思うことや 自分がやりたいこと、楽しい、幸せだと感じることを 自分にしてあげよう!」という内容のお話がよく挙げられると思います。

そこで 私も 何をすれば自分が喜ぶかな?と思い 考えてみましたが、何も出てこないし ワクワクすることや やりたいことも一切無い、という結論にたどり着いてしまいました。

頭で考えずに形から入れば何か変わるかな?と思い、「これならやったら楽しくなるかも!」と思ったドラム教室に通い始めました。

しかし 当たり前ですが 楽譜も読めない初心者なのでレッスン時以外にも練習しないと上手くなりません。この練習も、「楽しい!面白い!だから練習しよっと♩」ではなく、「やらなきゃ!」と、いつの間にか義務になってしまいました。

単純に、初心者で上手に叩けないから 楽しくないのか?とも思いましたが、ドラム以外でも いつもこのパターン(やってるうちに自然と義務に変わってる)をやっている気がします。

他にも、友達と会って話をして、楽しいな、というのは頭ではわかります。でも 本当に?心から?と聞かれると、うーん…よく分からない。となってしまいます。

また、街中でおしゃれな人を見て 私もああいう風に垢抜けたい!可愛くなりたい!と思うのですが、さあメイクをしよう!服を買おう!という段階になると 面倒くさいなあ、もういいや。となってしまいます。(そしてこれを繰り返してます)

エピソードが多くなってしまいましたが、このように ポジティブな感情を心から感じることができません。

自己肯定感を上げるために まずは感情を感じる訓練をする必要があるのでは?と感じつつも どうすれば良いのか分からず留まっています。

どのようにすれば、ポジティブな感情を感じることができるでしょうか?

感じることができるようになれば 義務にならないような、本当にやりたいことが見つかるのでしょうか?

※ 参考になるかは分かりませんが、

・性格的には キャピキャピした明るいタイプではなく、プライドの高さや恥ずかしさが原因なのか 感情を表現するのが苦手です。

・完璧主義なところがあり、理屈や理論的なものが好きで よく深く考えることがあります。

・中学時代くらいから 文化祭や体育会など行事ごとに冷めた感覚(みんな なんであんなに楽しそうなんだろうというような)を覚えることがありました。

・一人っ子で 家族から愛されて 育ててもらったとは思いますが、母親や祖母(母方)から過保護・心配され気味に育てられた気がします。

という部分があります。

ちぐはぐなうえに 長い文章になってしまい すみません。
ご回答いただけると幸いです。

相談者:ゆんちょさん

ゆんちょさん、こんにちは^^
このたびはご相談いただきありがとうございます。

ネガティブは得意だけどポジティブな感情が感じ切れないとのこと。
私もネガティブは大得意です!一緒ですねっ^^

そして、完璧主義だったり、親から過保護気味に育てられていたり、
友達の輪の中で冷めた感覚で物事を見ていたりというのも経験がありますー。

過去には感情が出なさすぎて「人間じゃなくて人形みたい」とまで言われたことのあるキリヤマが、実体験を踏まえつつ回答させていただきますね。

◆ネガティブが得意な人は器が大きい

ネガティブな感情を心から感じるのは もちろん大得意です 笑

これ、すごいことですよ〜^^

ネガティブな感情ってしんどいので、苦手な人もたくさんいます。

それが大得意(大がつくほど得意!)だなんて。ネガティブに耐えられるパワーがあるってことですネ。

言われたところであんまり嬉しくないかもしれないけど、

自己肯定感が上がっていくと、このパワーをネガティブ以外の方向にも発揮できるようになりますから、自信を持ってくださいね^^

◆小さな不快感を排除することでも自己肯定感は上がる

 「自分が心地いいと思うことや 自分がやりたいこと、楽しい、幸せだと感じることを 自分にしてあげよう!」

という方法は色々な本にも載っているほどベーシックなアプローチかと思います。

私もクライアントさんに「好きなことリストを書き出してみましょう」って宿題をよく出します^^

ですが、ゆんちょさんのように

自分が喜ぶことが何も出てこないし ワクワクすることや やりたいことも一切無いんです…

という方には、好きなことリストとは別に、

「嫌いなことリスト」や

「小さな不快感を排除する」というアプローチを提案することがあります。

① 嫌いなことリスト(苦手なことリスト)

これは、「好き」が分からなくなったら、

その反対の「嫌い」を考えてみるというシンプルな発想です。

例えば私だったら

・大声で騒ぐ人(ガヤガヤした騒々しい場所)
・お節介を焼かれること

が嫌いなのですが(笑)

この、嫌いの反対を考えると

・静かで落ち着いた人・空間の中で過ごしたい
・制限されずに自由に過ごしたい

という望みがあることに気づきます。

自分の好きがよく分からず、ネガティブなことが多めに浮かんでくる方には、

このやり方で「好き」を発掘してみてもらいます。

② 小さな不快感を排除する

「嫌いなことリスト」にも少し似ていますが、

感情を感じにくい人は、


好きではないことも普通にできてしまう・受け入れられるという側面があるので、そこを整頓していきます。

ここでは〝小さな〟不快感をキャッチするというのがミソで、

いきなり巨大な不快感を取り除こうと思っても難しいので、日常で簡単にできることを探していきます。

ふたたび私の例を挙げてみますね。

・服のボタンがほつれてきて気になる…
・お財布にレシートが溜まってきたなぁ
・使わないアプリが増えてきて邪魔だぞ
・冷蔵庫に賞味期限切れのラーメンが入ったままだ←笑
・本を整理したいのに全然取りかかれてなーい!

今ちょっと考えただけでも色々出てきました。

どれも取りかかればすぐできてしまうものばかりです。

こういった些細なことは、緊急性が低いし、生活にも大きな支障がないので後回しにしがち。

(ラーメンなんて、さっさと捨てろよって感じですよね…お刺身じゃないだけマシ?笑)



実は、これらを1つ1つ解消することも自分を大切にするための行動なので、

自己肯定感を高めることができます。

ドラムが上手くなることやファッションセンスを磨くことは、練習が必要なので時間を要しますが

小さな不快感を取り除くことは5分もあればできますね。

※ドラムの練習やおしゃれすることが悪いというわけではなく、「すぐにできること」と、「時間をかけて取り組むこと」の両方取り組んでみるといいかなーって思います^^

◆行動することではなく、休むことを優先したほうがいい場合もある

思考的な方やアクティブな方には「何もしないでください」という宿題を出すこともあります。

脳や身体がフル稼働していて疲れている

→成果・結果にこだわってしまい、プロセスを楽しむゆとりが無くなっているかもなぁ…と感じた時に提案しています。

そういう場合は、

ひたすらぼーーーっとすることを勧めます!


もしくは、温泉に入る、美術館に行く、マッサージを受けるなど、

脳や身体が休まるようなことをお勧めします。

「ポジティブ/ネガティブ」「思考的/感情的」「頑張る/休む」

という感じで、緩急のバランスって大切です。

自分は今どっちが優位な状態かなー?なんて考えてみてくださいね^^

◆感情を感じることと、感情を表現することは別モノ

ゆんちょさんが書かれていたこの一文。

中学時代くらいから 文化祭や体育会など行事ごとに冷めた感覚(みんな なんであんなに楽しそうなんだろうというような)を覚えることがありました。

私もクール・ドライ・サバサバしている節があるので共感しました!

ゆんちょさんが冷めた感覚になってしまうのは、

自分より家族の気持ちを気にしなければならない環境(過保護)で育ったことや、

周りに比べて頭の回転が速くて「大人びている」からではないかなぁと思ったのですがいかがでしょう?



私の周りには思ったことを片っぱしから口にする同僚や、感情ダダ漏れな同僚(笑)がいるのですが、

あぁなれたらスッキリするのになぁ…とたまに羨ましくなります。

(でも恥ずかしくてあんな風にはなれないよ〜!とも思います。)



感情を「表現する」のって、

「目立つ」とか「リーダーシップを取る」という側面もあるので、周囲の目が気になると難しくなるんですね。

この点に関してはインナーチャイルドやセクシャリティをテーマに取り組むのがいいかなぁと思います。
(参考:キリヤマ的セクシャリティ論



それとは別に、今回私がお伝えしたいのは、

感情を「感じる」ことと、感情を「表現する」ことは

別モノとして考えた方が楽ですよ〜!


ということ。



私自身もそうだったのですが、クールな人はこの罠にハマりがち。

周囲の人と比べると〝感情を表現できない自分は感情が乏しいのでは〟と感じてしまうかもしれないけれど、

自分の中で嬉しい・楽しいをちょっとでも感じることができているなら、まずはそれでOK!


ゆんちょさんの感情はゆんちょさんだけのもの。

他の人の「楽しい」の大きさと比べなくていいのです^^

◆自分の感情と繋がるワーク

私の今の悩みは、ポジティブな感情(幸せ、嬉しい、楽しい、きれい など)を心から感じ切ることができないというものです。

他にも、友達と会って話をして、楽しいな、というのは頭ではわかります。でも 本当に?心から?と聞かれると、うーん…よく分からない。となってしまいます。

この辺のご相談文を読んで、

ゆんちょさんがポジティブな感情を感じ切れないのは、

自分が感じるポジティブ感情に【自信が持てない】【慣れていない】という側面もあるんじゃないかな?と思いました。

というのも、私自身似たような経験がありまして…

私は「好き」「愛してる」という感情を思い切り感じること、表現することが長らくできませんでした。

で、悩んでカウンセラーの先輩に相談したのですが。

そこで提案されたワークは

嘘でもいいから「好き」「愛してる」って口に出し続けよう!

というものでした(汗)

「えーっ、えーっ!!感じられないのに口に出すなんて嘘つきじゃん!!」

って思って、当時は巨大な抵抗を感じたものです(笑)

ですが、不思議なことに

言っているうち、徐々に自分の感情と繋がってくるんですね。

今でも繋がってない感じがないわけじゃないですが、だいぶ改善されてきました。



感じにくい感情は、意識して表現しないと感じにくいままです。

それは、勉強で苦手な教科を後回しにしておいてもずーっと苦手なままっていうのと似ています。

だから、「楽しいかも?」「楽しい気がする…」くらいの段階で

「楽しいーっ!!」って言ってみる。

先取りする・数をこなして慣れる

感情を先取りするワークをやってみてくださいね。

そして、少しずつ「ゆんちょさんらしさ」を追求していきましょう^^

◆まとめ

色々と書きましたが、いかがでしたでしょうか?

ゆんちょさんの解決のヒントになれば幸いです。

他のカウンセラーからの回答とも合わせて参考になさってみてくださいね!

1人で取り組むと深刻になってしまいがちな心のあれこれは、

ワークショップなどのセミナーで取り組むと息抜きしながらできるのでお勧めです^^


自分のペースでじっくり向き合いたい!という場合は

キリヤマのカウンセリングもご検討くださいませ^^

キリヤマ
キリヤマ

ゆんちょさんが充実した日々を過ごせるよう、心から応援しています!

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