Aさんよりお悩みをいただきました。
桐山さん、こんばんは。
ひっそりと、相談を送ります。
現在パートナー無しの男です。
けっこういい歳です。
私はパートナーのいない生活を長い間しているのですが、最近はパートナーを作ろうと決め、機会があれば色々な女性と食事したりするようにしています。
そんな中で、何回か食事をしている女性がいます。彼女は綺麗な方で、一緒にいて落ち着くし、会話も楽しいです。ただ、異性として好きかどうか、自分の気持ちに自信が持てません。
先日食事をした帰りに、告白しようか迷いに迷い、結局何も言わずに別れてしまいました。
好きです、とか、これからはパートナーとして付き合って欲しいとか、そんなことを言おうとしても、何だか嘘をついているような気がして結局これらのセリフが口から出てくることはありませんでした。
今、何だかよくわからない寂しさや残念な気持ちに襲われています。
心から好きと言えたならどんなに良かったか、
でもそういう気持ちにならなかった自分に対する失望、残念さ。
そして、変な話かもしれませんが、相手の方に対する申し訳なさ。
(因みに私は、他人の期待に応えることを至上命題として生きてきたような人間です。)
あとは、この人を逃してしまっていいのか、という勿体無さのような気持ちもあります。
後悔のない選択をしたいとは思うのですが、元来優柔不断な性格でして。。。
どうしたら、後悔のない選択をできるでしょうか。
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Aさん、こんにちは。
お悩みを寄せていただきありがとうございます。
私の夫がこの相談を聞いたら、
「悩んでないで男気を出すんだ!」
「『愛されるより愛したい』だ!(ドヤ顔)」
とか言うのではないかと思われる案件です。
あ、すみません。記念すべき初めての相談者様(しかも予想外のメンズ!)だというのに必要のない夫のお告げからスタートしてしまいました。気を取り直してご質問にお答えしていきますね。
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優柔不断の男性が幸せな恋愛をするためには
「パートナーを作ろうと決め、実際に行動に移している。」
「何度か食事に行く仲の綺麗な異性がいる。一緒にいると楽しいし、落ち着く。」
これだけ聞くと、とても順調なのでは?と思ってしまうところですが、Aさんとしては今後どうしたらよいのか悩んでおられるのですね。
久しぶりの異性とのお食事で、しかも何回かデートしていて楽しいという状況になんてなろうものならば、お酒の勢いにまかせて「好きです!」「つきあってください!」と前のめりに告白したっておかしくないと思うのです。
それなのに、告白すべきか悩むAさん。(その謙虚さ…私も見習いたい。)
きっと日頃から丁寧に人と接していらっしゃる方なのではないでしょうか。
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「決められない人」だからといって、幸せな恋愛ができないわけではない
さて、「自分の気持ちに自信がない」とAさん自身もおっしゃられていますが、優柔不断な性格だからといって恋愛がうまくいかないかというと、そこはイコールではありません。
決められないことを問題視していない人は、周りに流されて生きることに何の疑問も持たないものだし、周りが決めてくれてラッキーくらいに思っているかも。
Aさんの場合は、心から好きと言えなかった自分に失望した…つまりは「肝心な時には自分でトライを決めたい」という男らしさの部分がちらほら見え隠れしているぞと思ったのですが、どうでしょうか?
もしそうならば、
優柔不断×自信のなさ=後悔
の図式を崩していきたいところです。
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優柔不断な性格を活かそう
突然ですが質問です。
女性がガラの悪い男性に襲われかけているのを見つけた時、Aさんだったらどうしたいですか?
- 自ら盾となって戦う
- 姫の手をとり一緒に逃げる
- 助けてくれと土下座する
- 仲間を呼んで複数で戦う
- 姫に武器を渡して応援するetc…
窮地をどう乗り越えるのかは人によって様々です。
これは女性の助け方(最後は助けてないか笑)の話でしたが、同じように異性へのアプローチ方法や、お付き合いに進むための行動も様々あるものだと思います。
というわけで、
「パートナーが長らくいない。優柔不断。でも決めるときは決めたいという男気も隠し持っているAさん」
の魅力を活かした恋愛の仕方を考えたいなぁ!と思いました。
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自信のなさをやわらげて、決断できる自分になる
自信って一朝一夕で身につくものではないので、自信のなさを「やわらげる」という表現を使いました。
大事な局面でスパっと決めるためには自信のなさをやわらげる必要があります。
実は私も自信のなさが原因で、かなり人に流され生きてきました。
桐山が自信を取り戻すためにしてきたことを織り交ぜつつご紹介しますね。(すでに取り組んでいたらすみません…!)
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過去の自分や、今の自分を承認する
自分への否定が強いと、「努力してもこんなダメな自分は愛されない」という罠にかかって自爆してしまいます。まずは自分が頑張ってきたこと、現在進行形で頑張っていることを書き出して、
「俺、頑張ってる!すごいな、俺!」と認めます。
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小さな「好き」を積み重ねる
Aさんが異性に「好き」を言えないのは何故なのでしょう。
嘘をつきたくない、心からの好きを伝えたいという気持ちを持ちつつも、その前段階の小さな好きを積み重ねてみませんか。
「笑顔が好き」「落ち着いた雰囲気が素敵」とか、その女性の好きなところを考えて、伝えたいものがあれば実際に伝えてみてもいいです。
「好き」と言うことに違和感があるのは言い慣れないせいもあるのかなと思ったので、練習がてら。
もしくはその女性を対象にせずとも、「自分の好き」をたくさん書き出していくのもいいですね。
己を知ることができると、どんな人をパートナーにしたいかが想像しやすくなるので、異性への告白に一歩近づきます。(例:コーヒーが好き、ゆったりした時間が好きだから、一緒に喫茶店巡りをしたいetc…)
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譲れない価値観(キーワード)を探す
これは最近ハマっている逆算手帳からのパクリなのですが(笑)
大切にしたい!というキーワードを出してみると自分の価値観が見えてきます。
(優しさ、笑顔、ユーモア、知的、エネルギッシュ、極める、たくましさ、調和etc…)
価値観を認識することで心の骨組みがしっかりし、肝心な局面でブレなくなります。
直感で思いつくままバーっと書いてみると面白いです。
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・決断力を高めるトレーニング
Aさんのような男性は、悩みだすと止まらなくなるのではないでしょうか?
というわけで、日常の中で悩まず決断するトレーニングをしてみませんか?
- 今日着る服を直感で選ぶ
- ランチメニューを3秒で決める
- 今晩のおかず(アッチの方ねw)を即決するetc…
大きな決断をするのは怖いかもしれませんが、食べるものを決めるくらいなら、失敗してもたいしたダメージはありません。
それでも、「決断する」という体感を得ることができ、自信につながります。
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優柔不断はひとつの愛のカタチだと思う。そして次回へ続く。
慣れないお悩み相談で、予想外のボリュームになってきました。
でもね、本番はここからですよ(どこかで聞いたことのある前置き。)
次回は私が思う、Aさんの魅力や色気について書き連ねたいと思います。
更新をお待ちくださいね。
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