個人セッションのご感想を紹介します。また、いただいたご感想に関連して【好きな人を見上げてしまう心理とその弊害】についても解説します。
こんにちは!
心理カウンセラー/セミナー講師の
桐山慶子(ケイティ)です。
個人セッションを受けてくださったS様(女性)より、ご感想をいただきましたので紹介します^^
* * *
個人セッションから一週間経ちました
結局、私は自分から進んで相手の人の下に潜り込んでいく習性があることに再度気づかせていただきました
なんでそんなに自分を低くしたいんでしょうね
そしてそれは【助けられなかった父親】の姿でもあるなぁ(涙)
昔から父親の大っ嫌いな性格が自分とそっくりな事が嫌でした
人に気を使って使ってたけど、どこか方向性がおかしくてどんどん卑屈になって行く父
なんで人にそんなに下出に出るの?って
そしてそのストレスで私や弟に難癖をつけて暴力を振るう…
不器用すぎる父でした
私も好きな人の下にならないとその人と一緒には居られないほど自分には価値が無いの…
って思いこんでるんでしょうね
私が私を扱うように人は私を扱う と心理学で学んでからは
「私はそんな扱いをされていい女じゃない!」と思うようになって、かなり(というかまったくかも?)マウンティングされなくなって来たんですが
まだまだ尊敬する人を直ぐ【神格化】する癖があるようです
心から尊敬してる人を私【神様化】しちゃうんですよね
それで相手は私といると違和感を覚えて苦しくなっちゃう事が腑に落ちました
それはどこかで「貴方は神様なんだから私を助けてくれるよね!」っていう圧力をかけていたんでしょうね
「私はこんなちっぽけだから助けなさいよ!!!」って怒っているのかな?
ああああ・・・・私が心穏やかに暮らせるまでまだまだ先は長そうです
次回は
・私の時間の観念の無さ(遅刻癖)
・選択ができない、選べない
等について相談させていただけたらと思っています
ケイティさんのお話は本当にわかりやすく、しっかりこちらに伝わってきました
優しく柔らかく受け止めてくださる安心感
女としてとても憧れます
最後にちょっと心残りだったのは
「今迄沢山助けて来たでしょ?」と仰って下さったのですが
私自覚がなくて「???」「えええ?私助けて来たの?助けられたの?」って聞きたかったです
でも なんだか あの場で聞けなくて…今書いていても泣きそうです
【助けたい症候群】持ちなのは自覚アリアリですが「助けられなかった」父との関係を再現しまくってると思います
もし少しでも誰かを助けてあげられていたのなら本当にうれしいです
ご感想ありがとうございます!
Sさんとは何度かオンライン越しにお話したことがあったのですが、実際にカウンセリングをさせていただいたのは初めてでした^^
いつもとても謙虚で、周囲の人の魅力を見つけるのがとても上手な方。
「実はずっと、カウンセリングを受けてみたかったんです」と雑談中に教えてくださって、実現に至りました^^
◆好きな人を見上げてしまう心理とその弊害
ご感想に関連して、今日は【好きな人を見上げてしまう心理とその弊害】について解説しますね。
その前に、まずは自分を下に置いてしまう(卑下してしまう)心理から。
①自分を下に置いてしまう(卑下する)心理
Sさんに限らず、私たちは、人間関係(特に子供時代)に傷つく出来事があると、自信を失って
自分らしさ(=魅力・セクシャリティ)を抑えて生きる
というやり方でその場をしのごうとします。
Sさんの場合はお父様が卑屈な性格だったと書かれていて、ご自身も同じように自分を卑下するような言動を取るようになっていたようです。
(親のこと嫌いなのに似てしまう…みたいなことってよくありますよね^^;)
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卑下するって具体的にはどういうことか?というと、
「シンデレラ」のお話を想像していただくのが分かりやすいと思うのですが、
本当はとっても素敵で、愛されるべき女性なのに、こき使われる。
奴隷のように尽くすことで相手が気分を害さないように配慮する
みたいなことです。
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小学生で例えるなら、〇〇ちゃんのランドセルを持ってあげることで〇〇ちゃんが気分を害さないようにするとか…
中学生なら、給食費をネコババした犯人としてハメられたのに、本当のことを言わずに誰かを庇って怒られるとか…←例えが昭和すぎてごめんw
大人なら、早く帰りたそうな顔してる同僚の気持ちを察して、やりたくもない仕事を引き受ける(しかも同僚がしたことにしてあげる)とか…
一言で言うなら
そこまでしなくてもいいのに
っていうくらい、自分を犠牲にして相手に尽くしちゃうようなことです。
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卑下する(自分を下に置く)というのは、
相手の下に入ることで、それ以上傷つけられないように身を守るという意味合いもありますし、
逆に、
「(奴隷なんだから)傷つけられても仕方のない存在だ」という風に、
自分自身を納得させるために自分をちっぽけに扱うという場合もあります。
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②好きな人を見上げてしまう心理
自分を下に置く心理とは別に、好きな人を見上げる心理というのもあります。
【神様化】とか【神格化】なんて表現することもあるのですが、
この心理があると、相手をめちゃくちゃ見上げるような態度になってしまいます。
好きすぎて尊すぎて、話しかけるとか無理!…みたいな。
「家政婦のミタ」ばりに、遠くから眺めるだけで満足です!…みたいな。
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見上げられた側は、持ち上げてもらえるので最初こそ気分がいいのですが、それが続くと だんだん違和感を感じるようになっていきます。
なぜなら、
本当の自分を見てくれていないように感じられてくるからです。
(ここで芸能人やアイドルを想像した方は正解♪芸能人は神格化の対象として見られる代表的な職業だと思います。本当の自分に出会いたいって言って休業したり留学したりする人、たまにいますよね。)
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で、これらの何が弊害か?というと、
卑下するパターンも神格化するパターンも、相手と対等な関係になることがないので、
やがてお互いに疲れてしまいます。
友人関係や恋人・夫婦関係でこのパターンが出ている場合は、
親密さが欲しいのに、それが得られにくい関係性を自分で作り出しているということになります。
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◆自分の痛みを受け入れて、本来の対等さを取り戻していく
ちょっとイタイこと書きますが、
実は、自分を下に置きすぎるのも、誰かを上に置きすぎるのも、
本当の自分の価値(本当の相手の価値)を見ようしていないというところがネックになっています。
これは今現在の人間関係だけではなく、過去の人間関係にも反映されることがあって。
「亡くなった人を美化する」
「別れた彼氏(彼女)が最高だったのに…と執着してしまう」
「あの時の自分はめちゃくちゃ輝いてた…(過去の自分を神格化)」
みたいな形で現れることもあります。(むしろ、こっちパターンの方が多いのではと思うくらいよくある)
この幻想があると、過去にしがみついてしまって現実がうまくいかないので…
そこから足を洗う(!)ために、
【自分の価値を受け取っていく(自分のいいところを見つける)】とか、
【本当にそんなに凄い人だったのかを検証する】などのワークに取り組んでいただいたりします。
対等性を取り戻すと、ハッとなって、人間関係がスムーズに動き始めますよ^^
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◆あなたが苦しんでいることの中に、人生をしなやかに生き抜くヒントがある
カウンセリングでは、人間関係・恋愛関係・お金のトラブルなど、
「なんだかいつもこうなっちゃうんだよなぁ」というような、困っているお話を伺っていきます。
悩みを打ち明けるとテンションが下がってしまうのでは…と思う方もいるかもしれません。
でも実は、
その悩みと向き合わずにいることの方が、心にとっては負担になってしまうのです。
「血圧が上がって要精密検査になっちゃったけど、まぁ今のところ日常生活はなんとかなってるからいっか〜!」
って放置したせいで、翌年から薬を飲まないといけないくらいにひどくなってしまった…。
みたいな人、あなたの周りにいませんか?
心の問題も同じで、ひどくなってから取り組もうとするとしんどいですよ…。
(キリヤマはひどくなってから通ったタイプ…笑)
「カウンセリングを受けるほどでもないのか、それとも必要なのかよくわからないんだけど?」
という場合は、まずはこちらへ遠慮なくお問合せくださいね^^
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あなたが苦しんでいることの中に、人生をしなやかに生き抜くヒントがあります。
問題が起こるところにこそ、あなたの才能あり!!カウンセラーはそこを見抜くプロです^^
傾聴・分析・提案・セラピー・イメージワークetc…あらゆるテクニックであなたの心を整えます。
あなたとお話しする準備はいつでもできております^^
一緒にお話しながら自分探求を楽しみましょう〜!!!!!
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10月分の枠は9/30(金)20時〜募集開始!
※LINE公式アカウントにご登録いただいた方から個人セッションの優先案内をします。
満席になりましたら一般募集はいたしません。
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