「動きたいのに動けない」時の気持ちの整え方と、行動できるようになるための3つの考え方をご紹介【ココロノマルシェ・お悩み相談】

お悩み相談

インプットばかりでアウトプットできないというお悩みは、カウンセリングで比較的よく出てくるお悩みです。

「行動できないのは自分のやる気がないからだ!」と自分に鞭を打ってしまうと、自己否定が強まって悪循環のループにハマってしまいます。

周囲と同じようにできない自分のことも認められるようになっていくと、人からのダメ出しに深く傷つくことが減っていきますよ。

今回は、二の足を踏んでなかなか行動できない人が、行動できるようになるためのご提案もさせていただきました。

こんにちは!
心理カウンセラー/心理学講師の
桐山慶子(ケイティ)です。

本日は「ココロノマルシェ」にいただいたご相談にお答えしていきます。

ココロノマルシェとは…
根本裕幸カウンセラーの「お弟子卒業生」たちが、みなさんから寄せられたお悩みを受け付けている掲示板です。
無料ですのでよかったらご利用くださいね。

自己成長ができない

24歳・発達障害の傾向がある会社員です。
自己啓発書や興味を持った沢山の本を買っておきながら、内容に取り組むことをしない・1回読んで終わりということを繰り返してしまいます。

買い漁る動機としては、
・暇が嫌(刺激が欲しい)
・成長したという実感が欲しい
・今のままだといけない(焦り) が挙げられます。

でも本を買うとそこで終了してしまい、インプット・アウトプット作業は全く行われない状況です。
続かない理由としては、勉強した先の将来が見えない・ないことや、失敗が怖いのかなと思います。

どうして失敗を恐れようになったかと思い返すと、
どうしてミスをしたかの解像度が低い、覚えることに時間がかかり同じミスを何度もしてしまうため、怒られる回数が多い・何度も同じこと言わせるな状態になる

→失敗から学べないので、頑張った時間と熱量が無駄に思える
→自信喪失
という具合です。

あと、好きな人に告白しなければよかったという後悔もあります。

成功するために失敗はつきもの言いますが、失敗から得られるメリットが何も思いつかないので、なにかを挑戦することが億劫になっているのかもしれません。

また、親にただ居てくれるだけでいいと思ってほしかったのに、勉強しろ・成績が悪い・どうして言うこと聞けないのと言われ続け、親子喧嘩の際に、上記の思いを伝えたら、自分たちのためでなく、祖父母のために生まれてきたのだと思うと言われたことが、生きている意味を見失ったようでショックだったことを思い出し泣いてしまいました。

ぐるぐる思考に陥っているから思い出したのか、向き合わないといけいない感情なのかわかりません。

どうしたら、感情からも行動をおこしたいと思えるようになり、知識を身につけることができますか。
また、ぐるぐる思考や、コンフォートゾーンの抜け出しかたのアドバイスが欲しいです。
とりとめのない文章で申し訳ございません。

相談者:とくめいさん

とくめいさん、はじめまして!このたびはご相談ありがとうございます。

桐山慶子から回答させていただきます。

さて、とくめいさんは数々の失敗により自信を喪失してしまったような状態なんですね。

とくめいさんのご相談文を読んでいたら

私も過去、父から見捨てられたような気持ちになった時のことを思い出しました。

当時は生きている意味が分からなくなって、なんのやる気も起こらず廃人になっていましたよ^^;

とくめいさんはご両親から思ったような言葉をかけてもらえない中でも「自己成長したい」という気持ちを持たれていて、素敵ですね!

これまでカウンセリングで何百人もの人からお話を聞いてきた中で、

「成長できてない」「成長したい」と悩まれている方が

成長できていない事ってなかったんですよね。

とくめいさんは、本来はエネルギッシュで

ご自身の持つ力を発揮できていないからこそ抱えるお悩みなのかもしれません。

今回、私からは

  • 自己肯定感が上がる自己承認のしかた
  • コンフォートゾーンの抜け出し方
  • 行動できるようになるための3つの考え方

について回答させていただきます。

文末には動画での解説も載せておりますので、最後までご覧いただければ嬉しいです!

どうぞよろしくお願いします^^

◆自信がなくなってしまうのは、ご両親への愛ゆえかもしれない

とくめいさんはご相談の中で、行動が続かない理由を色々書いてくださっていますね。

「結果が出せない自分には価値がない」

「結果を出せる人たちに比べて、自分は劣っている」

って、心のどこかで思ってしまっているのかなぁ?と感じたのですが、いかがでしょうか。

自己成長のための行動自体は全然悪いことではないのですが

とくめいさんの場合は、それが叶わなかった時の失敗感とか自分へのダメ出しが強くなってしまって

行動する→失敗する→自信がなくなる…の負のループを自ら作り出してしまっているのかもしれません。

ご両親がとっても大好きで。

でも、愛してもらえていないって感じるような出来事があったから、そこがネックになっている部分もあると思います。

「ただ存在するだけじゃダメなんだ…」「認めてもらうために、愛されるために頑張らないと!」

って思っているとしたら、

結果が出せなければ意味がない…って思ってしまうのも無理はないかもしれません。

つまり、

とくめいさんが自信を失ってしまうのは、ご両親への愛ゆえかもしれない

ということです。

◆自己肯定感を下げない自己承認のコツ

行動しても思ったような結果が得られなくて自信を喪失する…その悪循環から抜け出すために。

まずは、とくめいさんには

「失敗が怖くてなかなか行動できない時があってもいいんだよ」って自分が自分に対して承認する言葉をかけてあげてほしいなと思います。

自分で自分を認めてあげる。

自己承認って些細なことに思えるかもしれないけど

充実した人生を送るためには非常に大事なことなのです。

なぜかいうと、

「こんな自分はダメだ」「自分は愛されないんだ」という自分を罰するような気持ちがあると

その上にどんなにいい行動を積み上げても

自己否定している部分がなくならないからです。

そうすると、誰からの承認も受け取れなくなってしまうのです。

(気づかずにスルーしてしまうことも増えます。)

なので、根気よく自分を承認してあげてほしいなぁと思います。

とくめいさんが頑張ってきたこと、

特に、自分が目指した結果を得られなかったとしても、それでもとくめいさんなりに頑張ったこと。

過去の出来事にはたくさんあると思います。

ぜひそれを書き出して、ひとつひとつ承認してあげてほしいのです。

「思うような結果は出せなかったけど、頑張ったよね!」

「私はあなたが努力していることを知っているよ。」

そんな風に!

自分で自分を認められるようになっていくと

周囲がとくめいさんにダメ出ししてきても深く傷つくことが減っていくと思います。

◆周囲から厳しいことを言われた時の心の保ち方

親が子供に言うことって、実は親が自分自身にしているダメ出しでもあるんですよね。

親に限らず、何か嫌なことを言ってくる人というのは、相手に対して言っているように見えて、自分に対して言っていることも多いのです。

これは私の憶測に過ぎませんが

とくめいさんは

  • 周囲の言葉を繊細に受け止めやすい
  • 自分を責めている時間が多い

そんな節があるのではないでしょうか?(違っていたらすみません)

もしそうであるなら、その仕組みを知って、モロに受け止めすぎないようにしていくといいかなと思います。

もちろん、相手に言われたイタイことが当てはまる場合もあるでしょう。

でも、その言葉によって、とくめいさんが自分らしさを見失ってしまうのならば

「適当に流す意識」でいるくらいがちょうどいいかもしれません。

◆コンフォートゾーンから抜け出すには

とくめいさんはご相談文の中で

「コンフォートゾーンの抜け出し方について知りたい」とも書かれていましたね^^

なぜそう思われたのか、聞いてみたいなぁと思いました。

自己成長ができないのは、コンフォートゾーン(安心安全な領域)に留まっているからだと感じているのでしょうか?

ご相談文からの推測に過ぎませんが、そうだと仮定してお話させていただきますと…

確かに、コンフォートゾーンは「変化や刺激がない場所」でもあるので、人の成長を阻むことがあります。

ずっと居続けると自己成長を妨げる場合もあるのかもしれませんし、一般的にはそう書かれていることが多いと思います。

ただ、コンフォートゾーンから抜け出して

「怖れの領域」や「自己成長の領域」に足を踏み入れるには

コンフォートゾーンの土台がしっかりしていることが前提にあります。

コンフォートゾーンというのは、いわば自分の安全基地のような場所です。

「ここに戻ってくれば安心できる」と思えるからこそ、未知の領域にチャレンジすることができます。

とくめいさんのコンフォートゾーンは

失敗した自分を受け止めてくれる場所になっているでしょうか?

↑コンフォートゾーンを抜け出す仕組みについて図解してみました。

もし、今のコンフォートゾーンが本当の意味で安心できる場所になっていないとしたら、

行動してうまくいかなかった時(=城の外で魔物と戦った時)に傷を負って城に戻ってきても

「なんで勝てないんだ!」

「そんな状態で帰ってくるな!」

と、

コンフォートゾーンの中でも十分休ませてもらうことができずに

傷だらけのままチャレンジをし続けるという状態になります。

そうなると、自己成長のゾーンに辿り着くのは難しくなってしまいますよね。

焦りの気持ちが強いと動きたくなってしまうけれど、

まずは、これまで傷だらけのまま頑張り続けてきた自分を

十分に労わるところから始めてみませんか^^?

遠回りなように見えて、それが実は一番の近道かもしれません。

自分だけでの取り組みが難しい場合は、

ぜひキリヤマのカウンセリングにいらしてくださいね!

◆動画解説も参考にしてみてください!

Youtubeでは「行動することの怖れを抜け出すコツ」について

  1. ハードルを下げる
  2. モチベーションを上げなくてもできることをやる
  3. 認め合う人を作る

という内容でも詳しく解説しています。

併せて参考にしてみてください♪

https://youtube.com/live/HscRzw5I2YA

0:00  オープニング
0:46  今回のご相談
3:10  失敗してしまう自分のことも「頑張ってるね」と承認する
6:53  おすすめのアファメーション
7:22  周囲から厳しいことを言われた時の心の保ち方
8:22  行動することの怖れ対策3つ     
    ①ハードルを下げる
11:27   ②モチベーションを上げなくてもできることをやる
14:08  ③認め合う人を作る
14:43  まとめ



私からの回答はいかがでしたでしょうか。

この記事に関するご感想や新たな質問など、こちらでいつでもお待ちしております^^

また、もし腰を据えて自分を変えるぞ!と思った場合は

個人セッションにいらしてくださったら全力でサポートさせていただきます!

カウンセリングを受けるほどでもないな…という場合は

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そちらもご検討くださいませ!

キリヤマ
キリヤマ

とくめいさんがどんな自分にもOKを出せますように!


いつでも応援しています♪

最後までお読みくださりありがとうございました!!

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