kさんより、お悩みをいただきました。
悩み相談です。
私は以前から幸せを感じられる力が弱く、幸せだなと思うことも、感謝したいこともそれほどなく、この先も幸せになれる気がしません。
一番の夢は叶わない、という観念もあり、一番叶えたいのは恋愛や結婚ですが、結婚はおろか彼氏ができる気すらしません。
一応の恋愛経験は30代を超えてからしかなく、それも身体目当ての既婚者に長らく遊ばれたことと、別の人ですがこちらは好きだったのに身体目当てだったのか一回で捨てられたりなど、恋愛経験自体も人より非常に少ないと思いますがそのどれもが叶っていません。
また、どちらとも私は好きだったのに思いを受け止めてもらえませんでした。
最初の身体目当ての既婚者のインパクトが強く、誰を見ても身体目当てではないか?と思ってしまう一方、自分自身も身体目当てで男性を見てしまう傾向があり外見ばかりが非常に気になります。
私には彼氏などできない、という確信めいたものがあり、一番重視したいものが叶わないので生きる希望も失せてきます。
なお、二番目の希望は叶うので、仕事はわりと順調で幸せな仕事をしているとは思えます。
一応情報として、短気で怖い父親とそこを助けてくれなかったおとなしい母親に憎しみがあります。
宜しくお願い致します。
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kさん、はじめまして。
ご相談いただきありがとうございます。
せっかくの恋愛を、女性として大切に扱ってもらえなかった経験がおありなのですね。しかもそれが初めて恋愛した人だったなんて。胸が痛みます。
遊ばれたり、捨てられたり、モノ扱いしないでほしいのにね。
残念なことに、世の中には紳士な男性もいる一方で、SEXでしかコミュニケーションの取り方を知らない男性や、女性を都合のいい存在として考えている男性もいるのですよね。
武闘派女子の場合は不当な扱いをされようものなら、バズーカをぶっ飛ばしたり、今後使い物にならないよう紐で縛り上げたりする者もいると聞きますが、文面を読む限りkさんは反撃せずに別れることに同意したのですよね。
ということは、本来は相手を包み込む優しさや、外の世界から帰ってきた男性の心を癒す力をお持ちの方なのだろうと思いました。
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異性の外見ばかりを気にしてしまうことについて
私も「そういうことあるなぁ」と感じた部分があったので、まずはその話題から。
kさんが異性の外見を重視してしまうのは10代、20代の頃からでしたか?
それとも、30代での恋愛を経てからなのでしょうか。
kさん自身が自分の外見にコンプレックスがある場合とか、両親が外見をすごく気にしている場合とか、理由は色々考えられますが、過去の恋愛が原因の場合もありますよね。
不本意ではあっても身体の関係中心の恋愛をしていたわけですから、相手を見極める時に「この人と付き合ったら私は…」と身体に目が行くのは自然な流れだと思いました。
ちなみに、私の場合は「体毛が薄い人、女装が似合いそうな人」が好みで、「身体の大きな人」は恋愛対象外になることが多かったです。理由は、襲われたら怖いから。
父が怒ると怖い人だったので、「男性らしさを感じる人は怖い」という観念がありました。(今も少しあります。)
これってよく考えると変な話で、体毛が薄くて体が華奢でも力の強い人はいるし、そもそも私の力じゃどんな男性だって基本的には敵わないんですけどね…。
過去の経験から私が独自に作り上げたルールです。
kさんも、そんな風に男性のカラダをチェックせねばならないルールがあるのかもしれません。そうだとしたら、どんなルールがあるのでしょう。
人には誰しも好みというものがあるので、外見から受ける印象を重視する人がいても不思議ではありません。
ただ、私のように矛盾した理由に縛られていたり、自分の恋愛観にフィットしないものであれば書き換えていっても良いものです。
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心の声を拾い上げていく
kさんは、短気で怖いお父様と、介入してこないおとなしいお母様、双方に対して憎しみがあるとのこと。
両親に対してそういった感情を抱いていることを、実際に伝えたことはありますか?
短気で怖い父親…ということは、今でも直接言うなんて難しいかもしれませんね。
お母様にはkさんの気持ちをぶつけたことはありますか?あるとしたら、その後どんな気持ちになったのかも聞きたいところです。
ご家族との関係性について、ちゃんとお話を伺っていないので私の勝手な推測にはなってしまうのですが、
kさんは自分の気持ちを封印することで家族のバランスを取ろうとしていた方なのではないかなぁと感じました。
そして、そのやり方がパートナーシップを築く上でkさんを幸せではない方向に導いてしまっている可能性があるかもしれないとも思いました。
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怒りを解放する
幸い、kさんはご両親に対して「憎しみがある」と感じることができています。
もし、この憎しみを外に出すことができていないのなら、
両親との関わりの中で悲しかったことや傷ついたこと、ぶつけたかった怒りを、ノートに書き出してみませんか?
誰にも見せないものなので、どんなひどい言葉を書いても構いません。文章でもいいし、単語でもいいし、言葉が思い浮かばないなら「嫌い」「ムカつく」と繰り返し書いたって構いません。
慣れないうちは少々違和感があるかもしれませんが、自分の心の声を拾い上げていくつもりで書いてみてください。
書きながら、声に出したくなったら叫びましょう。泣きたくなったら涙を流しましょう。
kさんがkさん自身のために。
ゆっくりマイペースでね。
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幸せを感じる力を取り戻す
私は、幸せを感じる力というのは、日々の些細な変化に気がつく力から生まれるものだと思っています。
それは心に余裕があるときや、安心感があるときでないと難しかったりします。
なぜなら、自分を守ることで精一杯だったり、何も感じられないほど心が傷ついていたりすると、外に目を向けることができなくなるから。
ご両親への怒りを解放していくことに取り組むだけでは楽しくないですし、幸せの感度を上げるワークも1つご紹介しますね。
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部屋に花を生ける
家の中に花を生けるようにします。生けると言っても剣山を用意して…とか本格的なものではなく、花屋さんで好みの組み合わせを選んで花瓶に差すだけでもOK。花瓶がなければコップでもいいし、ブーケを買うのにためらうなら一輪だけでも構いません。
私はこれを1年半くらいは続けたと思います。最初はワンコインで買えるミニブーケ。昔から花をもらってもすぐ枯らしてしまう私でしたが、店員さんに教えてもらいながら適切な水の量や手入れの仕方を学んでいきました。
そして色々試しているうちに、「あ、ラナンキュラスだ!」「スイートピーの季節なのかぁ」など、花の名前や季節を感じられるようになり、自分の好きな花を選んで買えるようになりました。
季節を感じるだけなら食事で取り入れてもいいのですが、なぜ花かというと、花は生き物だから。
花は水を変えたり、栄養剤を入れたり、葉が枯れてきたら取りのぞいたりしますよね。
花を毎日気にかけ、時間を割いて愛を注ぐことは、自分を大切に労わる力を養うことに繋がります。
花を愛でながら、「今日は疲れているからやる気が起きないなぁ」とか、「明るい色の花を見ていると元気が出るかも」とか、少しずつ自分の些細な変化にも気がつけるようになったりするのです。
そうすると、身の回りの変化にも、小さな幸せを見つけられるようになっていくかもしれません。
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さいごに
今回は、kさんが幸せな恋愛に向かうための準備体操的なことについて書かせていただきました。
私なりの熱をこめて書いたのですが、ひとつ気がかりが。
kさんが、もし花屋さんだったらどうしよう(笑)
あの…もし花屋さんだったらこっそり教えてください。違う方法をご紹介しますので…汗
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kさんが生きる活力を取り戻して、心から愛する人と幸せを築いていけますよう応援しておりますね!
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