昨日、今日はお弟子講座。神楽坂のセミナールームで学びを深めております。
カウンセラーという職業に関係なく、人と接する仕事をする上で常々思っていることがあり、昨日の講座でまたそのことを感じたのでシェア。
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色々な分野で「新人」「中堅」「ベテラン」とされる人がいます。
彼らの陥りやすい罠は…
新人は、何をしていいか分からず即戦力になりづらい。失敗することも多くてやる気を失くす。
中堅は周囲からのプレッシャーや上司と部下の板挟みの中、時に自分らしさを見失う。
ベテランは長く働いているが故に慣れてしまって決めつけやすくなる。傲慢になることもある。そのせいで大事なことを見落とす。
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一方、それぞれのいい所は…
新人は、「知らないこと」が強み。先輩たちが見落としがちなことに対して疑問を持つことができるし、新鮮な視点が武器になる。
中堅は「伸びしろがあること」が強み。思うようにいかず辛いことも多いけれども、悩みながら揉まれながら、自分らしさを確立する大切な過程を経験することができる。
ベテランは「経験」が強み。経験があるからこその説得力や、心のゆとりがある。予想外の出来事に対して柔軟に対応できる。
新人・中堅・ベテランと、ざっくりした分け方だし、全員がそうなるというわけではないけれど、傾向としてあるよね。
どれが良いとか悪いではない。それぞれにそれぞれの良さがある。
自分にないものを持っている人をみて落ち込んだり、すごいなぁと思ったりするけれど。
そもそも、皆すごいのだ。
(ここでいう「すごい」は、「偉い」という意味ではなく、「存在に価値がある」というニュアンスです。)
色々な人が集まってこそ刺激のある空間になるし、お互いを尊敬し合うことで組織はより素晴らしくなる。
私は、自分の価値をフラットに見ておくことや、「できること」と「できないこと」の境界線をはっきりさせることは相手への誠実さにも繋がるんじゃないかなぁと思っています。仲間に対してもお客様に対しても。
そんなわけで、引き続き知識をインプットしながら、人の価値を見ながら、自分の価値についても考えてゆきます。
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