こんにちは、桐山慶子です。
本日は「ココロノマルシェ」にいただいたご相談にお答えしていきます。
※動画(YouTube)でも回答をUPしたので、
音声や動画の方がいいという方はこちらからどうぞ!!
ココロノマルシェとは…
根本裕幸カウンセラーの「お弟子卒業生」たちが、みなさんから寄せられたお悩みを受け付けている掲示板です。
無料ですのでよかったらご利用くださいね。
顔にコンプレックスがある自分を認めてあげたい
アラサー独身女子です!
私の悩みは、なかなか自分に自信を持てないことです。
最近、転職をして、新たな職場での人間関係がスタートしました。
美容関係?のお店で、店長・副店長は男性で、それ以外みんな年下の女の子です。私は、顔にあるコンプレックスがあります。マスクをしているので隠れていますが、それを見せるのが何故かとても怖くて、今も水分を取るときも見られないようにしています。
ずっと見られないようにするのも無理があるとは分かっているのですが、怖いです。
人から嫌われたくないと思っているのでしょうか?他のスタッフは、美人な子が多いので、余計に自信がなくなります。昔から、ずっと顔にコンプレックスがありました。整形も考えましたが、難しい場所だそうで傷になるので諦めました。
どんな自分でもオッケー!と思いたいですが、なかなか出来ません。
どんな風に受け止めていけば良いでしょうか?
よろしくお願い致します。
相談者:Kさん
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K さん、こんにちは。桐山慶子です。
このたびはココロノマルシェにご相談いただきありがとうございます。
顔の一部にコンプレックスがあるのって、人から常に見えるというストレスも同時に抱えなければならず辛いですよね。
今年は夏でも多くの人がマスクをしているような状況だったので、Kさんにとっては助かるなぁという一面もあったでしょうか?
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私も顔(特に歯並び)にコンプレックスを持っています。
歯列矯正をしたので多少良くはなっていますが、昔はしゃべる時に手で隠したり、大笑いしたいけれど口元を見られたくなくてできなかったり…という風に、とても人目を気にしていました。
今は大笑いできるようにはなりましたが、コンプレックスが全くなくなったか?というとそういうわけでもなく…。
直した歯並びがだいぶ元に戻ってきているので、自由に使えるお金があるなら即矯正に行きたい!と、思っております。
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Kさんは傷が残ってしまうので整形をすることも難しいとのこと。
見た目を変えることができないのは歯がゆいですが、整形できたらコンプレックスがキレイさっぱり無くなるのか?というと、絶対に無くなるとは言い切れないんですよね。
(この話は長くなるので、今回は割愛させていただきますね)
今回はコンプレックスとの向き合い方について、今のKさんができることはどんなことか?を考えつつ、回答させていただきます。
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◆コンプレックス自体は悪いものではない
Kさんは、ご相談くださった〝顔の一部にコンプレックスがあること〟以外にコンプレックスを持っている事ってあるでしょうか?
コンプレックスって、一般的には「〇〇ができない」「△△するのに時間がかかる」など、
人と比べて劣っていることに関して抱くという印象が強いですが
「学歴が優秀」とか「容姿端麗」などの、人より秀でていることにコンプレックスを感じる人もいます。
また、はたから見ると全然気にするほどのことじゃないと思うようなことを、本人だけとっても気にしていたり、
逆にこれはコンプレックスに思っているのでは?と思うようなことでも、本人はあっけあらかんと全く気にしていなかったりということもあります。
「できない(劣っている)こと」も「できる(秀でている)こと」も、その人の個性なので、どちらが良いとか悪いという判断はしなくてもいいのですが、生きていれば誰かと比較をしてしまうもの。
コンプレックス自体は悪いものではないのですが、
そこに「恥ずかしいな」とか、「みんなと違うことが嫌だな」とか「バカにされるかも…」などの気持ちを抱くことによって、コンプレックスが辛いと感じるようになっていきます。
(コンプレックスについての説明は、年齢コンプレックスについてのお悩み相談にも載せていますので、あわせて参考にしていただければと思います。)
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◆受け入れるには、今を肯定するところから
自己肯定感というのはありのままの自分を受け入れること。
Kさんが書かれている「どんな自分でもオッケー!」というものです。
言葉遊びみたいになってしまうのですが、
「どんな自分もオッケーと思いたいけどできない自分」に、オッケー!は出せているでしょうか?
今の自分を受け入れることができていないと、あれこれ努力を重ねても土台がしっかりしていない分、うまくいかないことが多いのです。
「受け入れる」という言葉は抽象的でわかりにくいかもしれませんが、今の自分の気持ちを認識することだと思っていただければ大丈夫です。
→「どんな自分もオッケーと思いたいけど、できないなぁ」
→「今はまだ、できないんだな。」
→「うんうん、だって見られるの怖いもんね」
→「このコンプレックス、人に見られたいと思っているのかな?それとも、できればずっと隠していたいと思っているのかな?」
こんな風に、自分との対話をしながら「今」の気持ちを見つけていきます。
同じ悩みでも、今の自分の気持ちを理解しているのと、今の自分じゃダメだと思いながら悩むのとのでは、苦しさが全然違ってくるのです。
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◆人との距離感について
劣等感コンプレックスというのは強力で、周りがどんなに褒めたり承認したりしても、本人が受け取ることができなければ、なかなか癒すことができません。
なぜ強力なのか?というと、そのコンプレックスを持つことに意味があるからなんです。
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知られたくない/見られたくないような部分があると、その部分を隠さなければいけないので、必然的に人との距離感は遠くなります。(仲良くなるのが難しくなります。)
これって、コンプレックスを持つことで人との距離が縮まらないようにしていると見ることもできますし、「私が愛されないのはこのコンプレックスがあるからだ!」という理由にすることもできます。
〝人から愛されちゃうと困る何か〟があるのかもしれません。
(それは自分を罰するためであったり、親への復讐だったり…理由はさまざまです。)
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◆コンプレックスは無くさなくて大丈夫!
Kさんのご相談では触れられていませんが、パートナーシップのお話を少しさせていただこうと思います。
先ほど、コンプレックスが人との距離を遠ざけるための役割を担っていると書きましたが
その一方で、実はコンプレックスには
自分で愛せない部分を相手に愛してもらえるという側面もあります。
これってとても素敵なことだなぁと思いませんか?
(今は思えないかもしれないけど、へぇ〜、そうなんだ〜。って頭の片隅に置いておいてください^^)
コンプレックスがあればあるほど、パートナーに愛され、癒してもらえるんです。
逆を言えば、コンプレックスが全くない人を愛することって楽しくないんですよ〜。
(ちょっと例えは下手かもしれないけれど、手のかかる生徒ほど可愛いっていうのと似ています^^)
男性的には、パートナーが完璧すぎると自分の活躍する場がなくなってしまうので困るんです!
あなたが「ダメだなぁ」って自己嫌悪している部分は、
相手に愛させてあげるという役立て方もあるんです。
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◆コンプレックスを愛してもらうには?(その1)
それでですね、
じゃあどうしたらいいのか?っていうところなんですけれども…。
自分でも見たくないし、人からも見られたくない。っていうものって、ずっとフタをしたまま。隠したままありますよね。
これって
ずっと隠していればいるほど、見せるのがどんどん怖くなってきてしまうんですね。
(怖い気持ちが溜まっていくようなイメージです。)
これを一気に出そうとするとすごく怖いし、
「(相手に)なんて思われるんだろう」って不安も大きくなってしまいます。
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なので、
急に自分のコンプレックスを「見せる」のは難しいとは思いますが
信頼できる人…友達であったり、家族であったり、
それが難しければ、カウンセラーでも構わないです。
Kさんが、「わたし、コンプレックスがあるんです」っていうことを
(その部分を直接見せなくても)人に打ち明けてみるところから、コンプレックスを愛してもらうステップが始まるのかな?って思います。
これは、伝える相手を間違えるとコンプレックスを強化してしまうリスクもあるので
この人なら受け入れてくれそう!
っていう人をじっくり考えて選んで、
「実はちょっとコンプレックスがあるんだよね…」っていうことを言ってみてほしいなって思います。
※Kさんが心に余裕があり、かつ、やってみようかなと思えるくらいになっていることが前提です!
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◆コンプレックスを愛してもらうには?(その2)
先ほどのアプローチよりハードルが低くて取り組みやすい方法として、
自分の今思っている気持ちを相手に伝えるっていうものがあります。
「私、これが好き(嫌い)なんだよね。」
「◯◯をするのが楽しいんだぁ」
…とか、自分の考えていることを相手に伝えるっていうことをしていただければなと思います。
コンプレックスが強い方の中には
〝自分の気持ちを相手に伝えるのが苦手〟という方も結構いらっしゃるからです。
(人と親密になるような行動を避けるためです。)
自分の気持ちを伝えることに慣れてくると、コンプレックスについても相手に少しずつ開示しやすくなる効果があります。
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◆アファメーションでじっくりと癒やす
ここまで色々書きましたが、
コンプレックスだろうが、コンプレックスと関係ない自分の話だろうが、
「自分のことを人に打ち明けるのはまだまだ難しいですっ!」
という場合もあろうかと思います。
そんな時は、1人でじっくり取り組める
「アファメーション」をお勧めします。
アファメーションというのは、マントラや呪文のような感じで、ぶつぶつ唱えることによって、唱えた言葉を心の潜在意識や無意識に染み込ませていくという働きがあります。
「わたしは、今のままで十分魅力的です」
「わたしは、今のままで愛されます」
「わたしは、人から愛されるにふさわしい」
こんなことを、毎日10回…20回…と繰り返して続けてみてください。
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ちなみに、このアファメーションは
いつどこで、どんな時に取り組んでもいいのですが、
今ある習慣に組み込んでしまうというのが一番効果的です。
キリヤマがよくお勧めするのはドライヤーをかけている最中に、鏡の前で唱えるという方法。
ドライヤーをかけている時はまわりに声が聞こえないですし、自分の顔を見ながら唱えることができるので効果絶大なのです^^
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このアファメーション。
「今のままで愛されるなんて嘘だよ😥❗️」
…って、内心思ってしまうかもしれないんですけれど。
何も考えず!本当に呪文のように!
わたしは、今のままで愛される…
わたしは、今のままで愛される…
わたしは、今のままで愛される…
…って感じで、
ぶつぶつ唱えてもらった方が効果的です✨
で、これを続けていくと
「なんとなく最近楽だな」とか
「前より気にならなくなってきたぞ」とか
そんな感じで変化が見えてくるんじゃないかと思うんですよね。
ただつぶやくだけなので、いつでもどこでもできるというのがお手軽!
アファメーションも、良かったら取り組んでみて下さいね。
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長文になってしまいましたが、何かヒントになるようなことがあれば嬉しいです。
Kさんの魅力がますます花開きますよう、心から祈っております。
ご相談ありがとうございました!
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