自己肯定感が上がらない時の処方箋〜自分の置かれた境遇に不満が強い場合〜【ココロノマルシェ/お悩み相談】

お悩み相談

こんにちは!

心理カウンセラー/心理学講師の

桐山慶子(ケイティ)です。

本日は「ココロノマルシェ」にいただいたご相談にお答えしていきます。

ココロノマルシェとは…
根本裕幸カウンセラーの「お弟子卒業生」たちが、みなさんから寄せられたお悩みを受け付けている掲示板です。
無料ですのでよかったらご利用くださいね。

全ての根底にあるのは自己肯定感の低さ

初めまして。ねこみみと申します。
根本先生のカウンセリング、セミナーに参加した事もあります。
お弟子さん制度に参加されて卒業後ご活躍されている皆様の行動力、尊敬いたします。
私の相談に載って頂けると嬉しいです。

私は現在40歳で18歳の長男(元夫との子)、8歳の長女、
未入籍の8歳長女の父と4人で暮らしています。

これまでの人生で何をしていても満たされている、と感じる事はなく
いつも他人を羨ましがり、何かに対して不満を抱えながら生きているような気がします。
おそらく他人軸で生きているからだとは思います。

『恋愛』
10代後半で初めて付き合った人と結婚しました。お互い共依存で執着がすごかったです。離婚後も不倫や彼女のいる人と付き合ったりとにかく相手に恋愛に依存的で生きづらかったです。

『お金』
母子家庭で育ったためお金とは無縁でした。
20代前半で離婚後、正社員で働いていて何度か転職をしていますが、高収入ではないですが女性の平均的な年収ではあると思います。
ただ今の旦那との収入を合わせると世帯年収としてはだいぶ少なかったり、お互い小さな会社や請負の仕事をしているので社会的な信用がないです。

『学歴』
偏差値の低い短大の出身です。子供のころから勉強をするという習慣がなく勉強とは無縁に生きてきました。士業の事務所に転職し、周りが高学歴者ばかりなので今頃学歴コンプレックスを感じています。
長男が大学受験を控えていることもあるかと思います。

色々人生経験を経て今とても感じるのは一生懸命頑張っても結局は元から裕福でまともな両親のいる家育っている人にはかなわない、と思うのです。
私は貧しい母子家庭で育ち、複雑な家庭環境だったため勉強、進学など真剣に考えたこともなかったですし、自分に自信もありません。
いつも自分の存在を卑下してしまいます。
毎日自分を5個ほめてみたり、アフォメーションを唱えてみたりしても
やっぱり他人がうらやましく自分が底辺の存在に思えるのです。

子には私のようになってほしくないと思います。

どのようにすれば自分を好きになれ、自己肯定感が上がりますでしょうか。
長くなってしまいましたがどうぞよろしくお願いいたします。


相談者:ねこみみさん

✳︎

ねこみみさん、はじめまして。 桐山慶子です。

このたびはココロノマルシェへご相談いただきありがとうございます。 

自己肯定感の低さを改善したい、自分を好きになりたいとのこと。

✳︎

実は、キリヤマも

恋愛依存/母子家庭/複雑な家庭環境/お金がない/学歴コンプレックス

全部当てはまっていました!

そして、自己肯定感がなかなか上がらず

海の底を這うように(?!)生きていた時がありました。

ねこみみさんと「まったく同じ」というわけではありませんが、

自分を卑下してしまう気持ちも、

社会の底辺なんだと思ってしまう気持ちも、よくわかります。

(そうやって生きていましたから^^;)

✳︎

私自身、まだまだ途上の部分もありますが、(特にお金^^;)

でも、昔と変われた部分もあります。

そんなわけで今回は

キリヤマが自己肯定感を上げるために取り組んできたことをご紹介しつつ

回答させていただきますね。

◆自己肯定感が上がった自分って、どんな自分でしょう?

毎日自分を5個ほめるとか

アファメーションを唱えるとか

根本さんのセミナーやカウンセリングに行ってみるとか

自分を癒やそうと努力されていること、素晴らしいです!

それなのに、他人軸から抜け出せずにいるというのはしんどいですよね。

✳︎

ねこみみさんは、ご相談文の最後に

どのようにすれば自分を好きになれ、自己肯定感が上がりますでしょうか。

と書いていらっしゃいました。

まずは

自分を好きになった「さらにその先」のこと


を、深く掘り下げてお聞きしたいなぁと思ったのですが…

✳︎

ねこみみさんは

自分を好きになることでどんな自分になりたいですか?

・社会的信頼を得たい
・満足な収入が欲しい
・子供に健全に育ってほしい

例えば上記のような願いがあったとしたら、

・社会的信頼を得たい
→ どういう状態になると信頼を得たと感じられる?

・満足な収入が欲しい
→ どのくらいの収入があれば満足できそう?


・子供に健全に育ってほしい
→ どんな子供に育ってほしい?

こんな風に、できるだけ具体的に考えてみてください。

ゴールがはっきりしていた方が、幸せな未来への道筋を立てやすいのと

具体的に言語化することで、漠然とした不安・不満を軽くすることができます。


✳︎

◆周りをうらやましく思うのは、そこに価値を見ているから

心って不思議なもので、

目の前の出来事を自分の見たいように見るし、聞きたいように聞きます。

ここから少し私の話をしますね。

私は数年前に子供を授かり

一時期、カウンセラーの仕事をお休みする期間があったのですが

私が育児をしている間、

一緒に学んでいた友人たちは着実に知識やスキルを身につけていき

多くの後輩たちにも追い越されてしまいました。

✳︎

子供ができたことは嬉しかったものの

「ひとり取り残された」という気持ちが強く、辛くなってしまった私は

ある日、そのことを友人に打ち明けました。

すると友人から

「慶ちゃんは結婚できて子供も授かって、充実した人生を送っているように見える」

と言われてしまいました。

これは、私という人間は同じなのに、

視点によって感じとる印象がまるで違っていた…という話です。

当時は認識のズレにかなり驚いた出来事でした。

✳︎

友人は私の生活に

「幸せ」「充実している」という側面を見てくれていたのですが、

私は自分の生活に不自由さを感じていましたし、

友人の生活に

「自由さ」や「好きなことに打ち込める」という側面を見つけて、うらやましいなと思っていました。

✳︎

〝ないものねだり〟とはよく言いますが

自分が「持っていないもの」や「欲しいこと」って、周りにはすぐ見つけることができるんですよね。

人をうらやましいなぁと思うのは

「私はそれを手に入れたいと思っているんだなぁ」って気づくための出来事です。


✳︎

過去の学歴や家庭環境を変えることはできませんが

学歴のある人や家庭環境的に恵まれている人がうらやましくなるとしたら、

ねこみみさんは、その人達に何らかの「価値」を見ているのですね。

ですので、

学歴が欲しいとか、恵まれた家庭環境がうらやましいと思う先に

どんな「価値」を見ているのか

そこを考えてみる必要があります。

✳︎

◆不満を抱えるクセは「才能」に変わる

これは過去の自分にもそっくりそのまま言えることなのですが

ねこみみさんはオートマチックに誰かと比較をしてしまうクセ、ありませんか?

(これはダメ出しではないですよー!)

✳︎

考え方のクセというのは親(家族)の言動に影響されている人がほとんどだと思います。

かくいうキリヤマも

「うちは◯◯だから…」
「◯◯ちゃんと違ってあなたは●●なんだから…」

のように、

〝人と比べてどうか〟という基準で判断をされていたことが非常に多かったです。

そこにプラスして、

相手の言うことを真面目に受け止める性格だったため

「人と比べて自分はダメなんだ」

という思い込みが強固に出来上がっていきました。

✳︎

現状に満足できないというパターン。

これは〝心のクセ〟なんですね。

これまでの人生で何をしていても満たされている、と感じる事はなく
いつも他人を羨ましがり、何かに対して不満を抱えながら生きているような気がします。


と書かれていますが、

もしかしたらご家族の中に、ねこみみさんと似た思考パターンを持つ方はいませんか?

(家族全員そういう思考パターンを持っているという場合もあるかも。)

このクセは卒業できますし、

・新しいものを生み出す
・向上心
・自分らしさを表現する
・エネルギッシュさ
・人の価値を見つける

などの才能として活かすことができます。

✳︎

私から見たねこみみさんは、とてもエネルギッシュです^^

だって、

不満をずっと抱えながら生きるって、ものすごくエネルギーを使いますからね!

自分にはそれだけの器量がある

ってことを、ぜひ自覚してくださいね^^

◆これまでの人生で得られた「恩恵」を受け取る

私は過去、

「こんな家に産まれたいわけじゃなかった」

と、自分の置かれた環境を恨んでいた時期がありました。

でも、そのおかげで学んだことや身につけた能力もありました。

✳︎

例えば、命の大切さ。

父を突然亡くしたことで、命の大切さを知ることができました。

✳︎

例えば、家族を大切にする気持ち。

恵まれなかったからこそ、幸せな家庭を作りたいという強い願いを持つことができました。

✳︎

例えば、学歴コンプレックス。

学歴があったら、自分らしさを追求しようとは思わなかったかもしれません。

✳︎

過去の経験があったから、今のねこみみさんがいます。

それは唯一無二の素晴らしさなのです。


これまでの人生で得られたことを「恩恵」として受け取ることで、

過去の痛みを、愛ある未来に繋げていくことができます。

✳︎

きっと、人生で色々な出来事があったと思います。

そんな「ねこみみさんの歴史」を聞かせていただきたいなぁ…と思いました。

◆変わりたいと願い続けること

キリヤマは、自分の価値を受け取らずに犠牲ばかりしていた時に

師匠からもらったアドバイスがあります。

それは

・自分を大切にすること
・こうなりたいなぁ…と思い続けること(諦めないこと)


の2つです。

✳︎

当時は反抗的だったので

「なんだよ、めっちゃふんわりしたアドバイスだな」と思ったものですが(笑)

不思議なことに、これが結構心に響いていて

何年も経った今でも、こうしてすぐに書き出せるくらい覚えています。

✳︎

自己肯定感も自己価値も低かった私は

自分を大切にすることの意味が全然わからなかったけれど、

(本当にわからなかった!)

でも、わからないなりに

大切にしたい・大切にしよう

と毎日思って過ごしていました。


今思えば、それが自己信頼であり、自己肯定感を育むことだったのかもしれません。

✳︎

そのうちに、置かれた環境が変わったわけではないのに

いつの間にか〝しんどさ〟から抜け出していました。

✳︎

そんなわけで…

心理学に出会うと色々こねくり回したくなりますが

幸せな人生を生きるために大切なことって

実はとってもシンプルなんじゃないかなー?と思っています^^

◆まとめ

色々と書きましたが、いかがでしたでしょうか?

人と比べてしまうこととか、

足りないものに目がいってしまうことって誰でもあることです。

すでに他のカウンセラーからも多くの回答が寄せられていますので、

ねこみみさんの気になるものをチョイスして、上手な付き合い方を模索してみて下さいね。

✳︎

わからないことがあれば、

またマルシェにご相談いただいてもいいですし、

もしよかったら、キリヤマのカウンセリングもご検討くださいませ。

✳︎

長くなりましたが、参考になりましたら幸いです。

ねこみみさんの心が満たされて、幸せな日々を日々を過ごせますよう心から応援しています!

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