こんにちは、桐山慶子です。
本日は「ココロノマルシェ」にいただいたご相談にお答えしていきます。
ココロノマルシェとは…
根本裕幸カウンセラーの「お弟子卒業生」たちが、みなさんから寄せられたお悩みを受け付けている掲示板です。
無料ですのでよかったらご利用くださいね。
年齢で自分の価値をジャッジされるとムカつきます!
お弟子さんの皆さま、お力を借りたく、相談お願いします!アカツキ(40代後半、既婚女子)です。
ある男友達が、最近よそよそしく、態度が冷たくなったので、共通の知人に探りを入れました。すると、男友達は、私が彼に恋愛感情を持っていると感じていて、「年上(一回りくらい)はカンベンだから…」という理由で、素っ気無い態度をとっていたとのこと。
元々、恋愛感情持てるほど、深い付き合いでもなく、私には他に好きな人もいますし…。はぁ?って感じでした。ただ、年齢で私をジャッジしたのが、すごくすごくムカムカしまして。しかも知人が「恋愛感情はないよ」と取り直したそうなのですが、そしたら、その翌日からやたらフレンドリーなのも腹が立ちます。
こんなに腹が立って、ムカムカしているのは、何か私の中にあるのかなぁと思うのですが…。
投影で考えたら、私がまだ年齢にコンプレックスがあるのかもしれないし、私がまだ年齢を受け入れてないのかなとも思います。しかしながら、年齢は戻れないし、進むばかりのものですが、こういう男性への対処法や年齢の受け入れ法をご指南ください!
相談者:アカツキさん
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アカツキさん、はじめまして。
ココロノマルシェへご相談いただきありがとうございます。
今回答えさせていただきます桐山慶子と申します。
すでに他のカウンセラーからの回答が出ておりますので重複するところもあるかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします。
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友達だと思っていた男性の勘違い、びっくりでしたね。
こちらの様子を伺いながら接し方をコロコロ変えてくる態度って控えめに見てもとても失礼じゃないですか?!
「ハイハイ、勝手にやってれば?アナタはまだまだ〝ひよっこ〟なのね〜」
と、思えるくらいなら楽なんですけれど、勝手に自分の内面を想像されたことへの嫌悪感や、年齢に対してのネガティブイメージをラベリングされたこと、ジャッジされたことに対する不快感などを感じるとイライラせずにはいられませんよね!
お気持ちお察し致します。
こういう場合、失礼な男性は無理に受け入れず
「嫌なもんは嫌!」
でもいいと思うのですが、アカツキさんの年齢に対するイメージが変わってくると、年齢でジャッジしてくる男性に対しての見方が変わる部分があるかもしれないなぁとも思いまして、今回はそちらを掘り下げてみたいと思います。
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◆年齢をジャッジされることに対するイライラの正体
アカツキさんは年齢の他に、何か「指摘されると傷つくなぁ」って感じていることはありますか?
私は英語が喋れない、本を読むのが苦手で語彙力がない、脚が太い、歯並びが悪い…とか、色々とコンプレックスがあります。
生きていれば、人と比べてしまうし、自分の劣っている部分に気が付いてしまうことって誰しも必ずあるものです。
それ自体は悪いことではないのですが、
この〝できない〟〝劣っている〟という感覚に
「恥ずかしい」
「指摘されたら傷つく」
「人になるべく知られたくない」
などの気持ちが合わさると、
こんな自分はダメだという自己否定となって自分を苦しめる原因になってしまいます。
アカツキさんが、
>年齢は戻れないし、進むばかりのもの
とおっしゃられているように、年齢は努力したって隠したってどうにも変えられないものですね。
他とは少し違うような気もします。
ですが、年齢に対するコンプレックスというのは実は、表向きの劣等感です。
「年齢を重ねていくこと」によって「何かに困る」という思いが隠されているのですね。
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◆劣等感に対するコンプレックスはどうして生まれるか
実はコンプレックスの多くは自分自身が決めたルールによって生まれました。
誰かの言葉や態度で傷ついたことは事実なのですが、
その言葉で傷つくようなルールを作ったのは自分自身なのです。
ここでひとつ例をお話ししますね。
あるひとりの女性がいました。
その女性はいつも外見に気を使い、まわりの人からは「素敵だね」と褒められていました。
ですが内心は自信がなくて、いつ批判されるだろうかとビクビクしていました。
そんな中、たまたまスッピンで街を歩いている時に知り合いの男性に会ってしまいました。
いつもと雰囲気の違う姿に、相手は冗談で
「どうした?!今日はひどい顔だな~!」と言ったのですが、
その女性は「自分の醜さがバレてしまった」と思い、
何も言い返せず泣くのをこらえるのがやっとでした。
この例だと、女性は自分がひどい顔をしていると思っていて一生懸命隠していたので、そのことがバレてしまったと感じ、傷ついてしまったのですね。
男性の言い方もデリカシーがないですが、
自分の顔に多少のコンプレックスがあったとしても、そんな風に思ってしまう自分のことを否定せずにいられたら、
「失礼な!」と怒ることだってできたし、
「傷つくからそういう言い方はやめて」と伝えることもできたし、
「そうそう、今日はひどい顔なんだよ~!笑」と冗談を返すことだってできたかもしれません。
まわりの人が言っていることをどう受け止めるかは私たちの自由で、
〝私の顔はひどい顔である〟〝ひどい顔をした私はダメだ〟
というルールを採用したのは、ほかならぬ彼女自身なのです。
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◆年齢コンプレックスの原因と対処法
このココロの仕組みをふまえて…
アカツキさんが年齢でジャッジされたことで傷ついたのはその裏にどんなルールがあったからなのか?
考えられる原因とその対処法を私なりに考えてみました。
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