(1)年齢に対する自己否定がある
アカツキさんのご相談を読んで、過去に年齢にまつわるコンプレックスとなるようなエピソードが何かあったのかな?と感じました。
アカツキさんにとって「年齢」とはどんなものですか?
劣化する、醜くなる、チヤホヤされなくなるetc…など、年齢という言葉から連想するイメージを思いつくまま書き出してみてください。
そして、書き出したイメージは本当に年齢だけが原因なのか?を見直してみてください。
また、20代・30代の人をうらやましく思うのはどんな時かを書き出してみると、〝この年齢の人はこうであるべき〟というルールや、〝年齢を理由にやりたいけどできないと思っていること〟などが見えてくるかもしれません。
✳︎
(2)年齢を重ねた人に対する嫌悪感がある
子供の頃大人が嫌いだった、親戚や親に苦手意識があったなどの記憶はありますか?
大人への嫌悪感があると、大人になる=嫌いな人・苦手な人に近づいてしまうという感覚を抱いて年齢を重ねることが苦痛になってしまうこともあります。
もしそういう部分があるとしたら、子供の頃、大人のどんな部分が苦手だったのでしょうか。
(自分勝手、話をちゃんと聞いてくれなかった、言うことに矛盾があって嫌だったetc…)
それを踏まえて、大人のあなたが子供時代の私に会えるとしたら。
どんな言葉をかけたいでしょうか。
「大人の都合に振り回されて嫌だったね」
「話を聞いてもらえなくて悲しかったね」など
子供時代の自分に共感の言葉をかけて寄り添ってみてください。
イメージするのが難しい場合は、
「◯◯が嫌だった。本当は◯◯と言って欲しかった。」などという風に
その時感じた気持ちと、分かって欲しかったことをそれぞれ紙に書き出すだけでも良いと思います。
✳︎
(3)年功序列のルールがある/偉い人に対してネガティブイメージを持っている
年功序列のルールを持っていると、年齢を重ねた人=偉いという図式が出来上がります。
そこに
「偉い人は責任を取らなければならない」
「偉い人は苦労する」
などのネガティブなイメージがあると、そうならなければいけない/そうはなりたくないなどの気持ちから年齢に嫌悪感を持つことがあるかもしれません。
世の中には年齢を重ねていても素敵な人がたくさんいます。
自分と同年代、もしくは少し歳上で「素敵だな」と思う人はいるでしょうか。
アカツキさんは、その人たちのどういう所を素敵だと感じるのでしょうか?
その素敵な要素はアカツキさんの中にもあるものです。
「私にもあるんだなぁ」と思って、ぜひその魅力を受け取ってみてください。
✳︎
(4)年齢を重ねたことによる身体の変化がある
40代後半ともなると、自然妊娠が難しくなる年齢でもあるし、早い人では更年期障害の症状が出てくる場合もあります。
体型の崩れや、SEXで濡れなくなってきたなど、この時期の身体の変化は女としての自信を失いかねないような出来事ばかりです。
今の自分を受け入れることができていないと、周りから年齢を気にされた時に「女としての魅力がない」「女として終わってる」などと思われているような気持ちになって、辛くなることがあるかもしれません。
そんな時は、あなた自身の魅力を書き出していきます。
あまり浮かばない時は、
「私の魅力(長所)ってなんだと思う?」
って、信頼できる友人に聞いてみてください。
聞けそうな友人がいない場合は、自分の好きな女性を思い浮かべてその人の魅力を書き出します。
(先ほども書きましたが、その魅力はそのままあなたの魅力となります。)
書き出した魅力は目につくところに貼っておくといいです。
(手帳とか、鏡とか、お風呂場など毎日見る場所に貼るのがお勧めです。あ、でも家の中に貼るのは家族がいると実践しにくいですね^^;)
歳を重ねることによって失うものもあれば、「色気」「包容力」「洗練さ」など、歳を重ねなければ得られないものもあると私は思います。
あとは、自分の身体に触れながら
「いつもありがとう」
「今日も頑張ったね」
などの感謝の言葉をかけるというワークも、今の自分を大切に扱う効果的な方法です。
✳︎
◆年齢をコンプレックスに思うことで得られることもある
ここまでは、年齢にまつわるネガティブなルールを探るという視点で書いていきましたが、
ポジティブな視点で
「コンプレックスを持つことで得られたこと」を考えてみる
というのもひとつの対処法かと思います。
見た目のケアを人一倍頑張っているおかげで肌ツヤを褒められることが多いとか、
権威を振りかざさないので歳下の人が話しやすい雰囲気を持っているとか。
アカツキさんは「あんな女性になりたい」と思ってもらえるような、リーダーシップを取れる才能もあるのではないかなぁと思いました。
✳︎
◆まとめ
色々書きましたが、結局のところ年齢を気にしてしまうのって、世間の年齢に対するイメージや、誰かの評価に振り回されていて、「今のわたし」を楽しめていない状態…つまりは他人軸になっている状態なんですよね。
自分が楽しく生きることの優先度を上げていくこと、内面的な美しさを知ること、そして、自分を愛することに取り組むことで、年齢を気にせず人生を楽しめるようになるのではないでしょうか。
そういえば、冒頭で紹介した「自分の顔にコンプレックスを持っている女性」は実在する人物なのですが、その後どうなったかを書いていませんでした。
実は、あの彼女は昔の私です。
相変わらず脚は太いし、歯並びも良くないままですが^^;
自分の姿が醜いとまでは思わなくなり、人にけなされるようなことを言われても、あまり落ち込まなくなりました。
「人は人、自分は自分」と境界線を引けるようになったおかげで、「私らしさ」を優先できる機会が増えてきたからかなぁと思います。
✳︎
長くなりましたが、参考にしていただける部分はあったでしょうか。
失礼な年下男性がむやみに近づけなくなるくらい、唯一無二の素敵な女性としてさらに輝きが増しますよう、アカツキさんの幸せを心より祈っておりますね。
ご相談ありがとうございました。
✳︎ ✳︎ ✳︎
◆現在、桐山慶子の
個人セッション/イベント
はいずれも満席となっております◆
次回募集をお待ちくださいませ。
✳︎
カウンセラー仲間も
GW特別企画を募集中です☆
✳︎
色々なカウンセラーが
ご相談に回答する掲示板
「ココロノマルシェ」もご利用くださいね♪
コメント