私がお付き合いしていた「野良猫でロックマンの彼」も、女性とお付き合いしても長く続かないとか、嫌なことがあるとシャットアウトするとかいうパターンを持っている人でした。
音信不通にこそならなかったけれど、今思えばずいぶん理不尽な理由で怒られていたし、かなりひどい扱いをされていました。
「お前が悪い」
「お前のせいだ」
「デブ、ブサイク」
「そんな性格じゃ誰とも付き合えない」
とか…ここには書くのをためらうようなことも色々言われました。
軽い気持ちで話しかけたはずが、私の発言で彼が不機嫌になってしまうことも度々ありました。
(ただ、これについては当時の私が男性のプライドを傷つけるような言動をしていたのだと知り、反省するべき点もあります。)
✳︎
うまく表現できないのですが、「お前が悪い」と言われ続けた結果、自己肯定感が元々低かった私は「本当に自分が悪いのでは」と思うようになり、
彼の前でビクビクし、機嫌を損ねないように気を使い、彼がいない時間も常に彼のことで頭がいっぱいになっていきました。(それはトキメキの類ではなく、恐怖や不安に怯える種類のものです。)
まるで彼に心を乗っ取られているような感じ…つまりは他人軸・彼軸になってしまったのですね。
私自身は当時、その彼と結婚するつもりでお付き合いを始めたので
「辛くても耐えなきゃ」「この山を乗り越えないと幸せになれないんだ!」
と、思っていました。←苦行好き。
今だからこそ「耐える必要なかった〜!」「頑張る方向性間違ってた〜!」と思えますが、当時は周りが何を言っても聞く耳持たずでした。当時を知る人たちからは、「あの時の慶ちゃんは相当ヤバかった」と言われます。
しかもたまに、彼がとっても優しくなったり、愛を表現してくれたりする時があってですね…
「これが彼の本当の姿なはず!」と信じて頑張り続けたんですよね。
(これってDV・モラハラあるあるなのですが、当時の私は知る由もなく、どっぷり共依存に…。苦笑)
*
私はこの彼と出会ったおかげで自分自身と向き合うきっかけをもらい、カウンセラーを志したと言っても過言ではないのですが
ネットを検索して見つけた心理学スクールに通ううちに、「人のことを考えられない自分勝手な人に見えていた彼が、実は誰よりも人のことを考えたい人で、繊細な心の持ち主だったのだ」ということに気が付きました。
繊細がゆえに人生で色々傷つきすぎて、人を信じられなくなったり、痛みを持ちきれなくなって身近な人にぶつけるようになったようなのです。(本人にその自覚があったのかは分かりません。)
私に向けていた暴言の数々は、彼が自分に向けていた自己否定の言葉だったわけです。
それは投影の法則で考えるならば、
「私が自分自身を否定し、ちっぽけに扱っていたので、そのような人を引き寄せた」と見ることができます。
当時は自分のことを大切にしているつもりだったんですけれど、もっと欲張りになってよかったみたいです。
(問題マニアな人にはよくある話ですが、日頃から幸せに飢えているので、ちょっとの幸せで満たされてしまうんですよね…。「もっと欲しい」、「もっと幸せになりたい」という欲は薄かったかもしれません。)
*
そして、最も大きな学びは、
彼の問題は彼のものであり、私が心配したり介入する領域ではない
ということでした。
「他人は変えられない」とよく言います。
「自分が相手に〇〇されている」ではなく、
「自分が相手に〇〇させている」という自分主体の視点で考えて、
「それで、私はどうしたいのか?」を考えていくだけなんですね。
彼が変わるか変わらないかは、彼の選択なのでコントロール不能。そこを悩むと疲れちゃうよね、というお話です。
*
◆そうは言っても、彼のこと気になりますよね!
いろいろ自分の体験談を書き連ねましたが、
理屈ではあれこれ言いつつも、
「どんな女性なら良かったんだろう?」
「どんな人だったら彼の心を楽にできたのだろう?」と想いを馳せることもあります。
いろいろ経てきて今思う、彼と楽しく過ごせそうな女性像は…
- どんな時も自分の「快・不快」を大切にできる人
- 彼の才能や力を信頼できる人
- 彼や周りからの評価にいちいち傷つかない人
- 彼のことはさておき、まずは自分の幸せを追求できる人
- 優しさだけでなく、突き離す愛も合わせ持つ人
- 「どんな彼でも愛する」という覚悟を持っている人
- 自分の女性としての魅力を最大限に発揮している人
- 日々を楽しく生きている人
などです。
はて…そんなすごい人、この世にいるのかなぁ(笑)
でも、この条件って実は…
✳︎
◆ロックマンで野良猫な彼の正体は、イイ女養成所です。
最終的に、お師匠の根本さんがよく言っている結論に行きついてしまいました。汗
上に挙げた条件って、とても魅力的な女性ではないでしょうか?
野良猫でロックマンな彼とのお付き合いは、
「女性としての魅力をもっと発揮していいですよ!」
のサインなのかもしれません。
夫や子供達と幸せ街道をとことん突き進むもよし、野良猫ロックマンの彼と刺激的な恋愛を楽しむもよし、なのです。
すべてはゆっちさんの手の中に。
ゆっちさんは、どんな人生をデザインしたいですか?
*
拙い回答ではありますが、何かヒントになるようなことがあれば嬉しいです。
ゆっちさんが全力で人生を楽しめますよう、心から祈っております。
ご相談ありがとうございました!
✳︎ ✳︎ ✳︎
「武闘派女子たちの夜のつどい」
(ZOOM飲み会)
明日6/19(金)夜22時~
まだ2枠空きあります!
✳︎
桐山慶子の個人セッション
オンラインは残1枠となりました!
✳︎
桐山慶子への
お問い合わせ/リクエスト/ご感想などはこちらへどうぞ
✳︎
カウンセラー仲間も
各種企画を募集中です☆
✳︎
色々なカウンセラーが
ご相談に回答する掲示板
「ココロノマルシェ」はこちらから♪
コメント